この言葉は色々なシチュエーションで使う事が出来、「どうでもいいよ、出来るよ、そんなこと」などの否定的な意味と、「心配しなくていいよ」、「気にしなくても平気だよ」などの肯定的な意味があります。
文脈によって解釈の仕方が変化する、沢山の意味を持った言葉と言えます。
使い方の例を挙げてみます。
1)Aが荷物をたくさん持って事務所に向かっていた時に、友人のBが通りかかった。
B:その荷物、どこへ持っていくの?
A:事務所だよ。
B:半分持ってあげようか?
A:マイペンライ。
この「マイペンライ」は遠慮の意味。
2)Aは約束の時間に遅れており、急いで歩いていた。するとBと肩が当たってしまった。
A:すみません。大丈夫ですか?
B:マイペンライ。
この「マイペンライ」は、少し痛いけど大した事はないし、相手も急いでいる様だ、という事で、相手のために気を使った表現。
この1)と2)の例は我々日本人の感覚でも違和感は無いですが、次の3)の例は非常に違和感があります。
3)AとBは映画を見に行く約束をした。しかしBは約束時間から30分も遅れてやって来た。
A:遅すぎるよ!もう間に合わないぜ。
B:(謝罪の言葉もなく)マイペンライ。タクシーで行けばOKだよ。
このBの対応の仕方は、タイの社会ではよくあることなのか?という質問に対して、非常によくある=53%、時々ある=39%、ということで、ごく普通に使われる様です。
これは、些細なことは気にしない、という様な所から来ているようですが、その「些細なこと」の範囲が非常に広い。
約束時間に3時間遅れるなど当然「マイペンライ」、雨が降ったから連絡もせずに行くのを止めても「マイペンライ」、客の注文や、仕事の命令を忘れても「マイペンライ」等々。
このような「些細なこと」に腹を立てる者は、タイではまともな大人に
見られないから、皆安心して「些細なこと」が出来る。
タイ人は広い心でお互いのわがままを許しあっているのだそうな。
・・・ということで、私も意を強くして、機会があったら使ってみよう。
社長:この前頼んだ資料はどうなっているんだ!
もう1週間も遅れているぞ!
私 :マイペンライ。
・・・無理だな!(笑)。
タイ・バンコクで単身赴任ですタイ
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