2007年05月28日

マイペンライの文化

「マイペンライ」とはどう意味なのか?と質問してみると、「大丈夫」という回答が最も多いです。

この言葉は色々なシチュエーションで使う事が出来、「どうでもいいよ、出来るよ、そんなこと」などの否定的な意味と、「心配しなくていいよ」、「気にしなくても平気だよ」などの肯定的な意味があります。

文脈によって解釈の仕方が変化する、沢山の意味を持った言葉と言えます。

使い方の例を挙げてみます。

1)Aが荷物をたくさん持って事務所に向かっていた時に、友人のBが通りかかった。

B:その荷物、どこへ持っていくの?
A:事務所だよ。
B:半分持ってあげようか?
A:マイペンライ。

この「マイペンライ」は遠慮の意味。

2)Aは約束の時間に遅れており、急いで歩いていた。するとBと肩が当たってしまった。

A:すみません。大丈夫ですか?
B:マイペンライ。

この「マイペンライ」は、少し痛いけど大した事はないし、相手も急いでいる様だ、という事で、相手のために気を使った表現。

この1)と2)の例は我々日本人の感覚でも違和感は無いですが、次の3)の例は非常に違和感があります。

3)AとBは映画を見に行く約束をした。しかしBは約束時間から30分も遅れてやって来た。

A:遅すぎるよ!もう間に合わないぜ。
B:(謝罪の言葉もなく)マイペンライ。タクシーで行けばOKだよ。

このBの対応の仕方は、タイの社会ではよくあることなのか?という質問に対して、非常によくある=53%、時々ある=39%、ということで、ごく普通に使われる様です。

これは、些細なことは気にしない、という様な所から来ているようですが、その「些細なこと」の範囲が非常に広い。

約束時間に3時間遅れるなど当然「マイペンライ」、雨が降ったから連絡もせずに行くのを止めても「マイペンライ」、客の注文や、仕事の命令を忘れても「マイペンライ」等々。

このような「些細なこと」に腹を立てる者は、タイではまともな大人に
見られないから、皆安心して「些細なこと」が出来る。
タイ人は広い心でお互いのわがままを許しあっているのだそうな。


・・・ということで、私も意を強くして、機会があったら使ってみよう。

社長:この前頼んだ資料はどうなっているんだ!
もう1週間も遅れているぞ!

私 :マイペンライ。

・・・無理だな!(笑)。


タイ・バンコクで単身赴任ですタイ

posted by tamarind at 21:15 | Comment(4) | TrackBack(2) | 日記

2007年05月27日

タイは微笑みの国

これから長らくタイにお世話になるに当たって、『郷に入れば郷に従え』という言葉があるように、まずはタイの基本文化を学習しましょう。

タイという国は、過去に一度も欧米諸国の支配を受けたことが無いために、国王や目上の人に対する尊敬の念を忘れず、独特の文化を持っています。

「タイ」というと、「微笑みの国」とか「マイペンライの文化」という様な言葉が聞かれますので、まずはこの辺を検証してみました。


1)微笑の国

まず「微笑みの国」と言われる所以(ゆえん)は、次の様なタイ人気質による所が大きいのではないかと思います。

タイ人は内気で、人を批判したりしない。
ユーモアのセンスを持ち、気持ちのよい笑顔を絶やさない態度を高く評価する。

タイでは、色々な場面で、この写真の様に、顔の前で両手を合わる「ワイ」のポーズをとって、穏やかに微笑んでくれます。

この笑顔が、タイを好きになってしまう大きな要因の1つだと思います。

バンコクマクドナルドの人形は「ワイ」のポーズでお客様を迎えてくれます。

バンコクのことを、タイ語では「クルンテープ」と言い、意味は「天使の都」になります。

「天使」の「微笑み」ということで、関連する所があるのかもしれません。

因みに、クルンテープは短縮した言葉で、正式には次の様な長大な名前になります。

「クルンテープ・マハーナコーン・アモーン・ラタナコーシン・マヒンタラーユタヤー・マハーディロックポップ・ノッパラッタナ・ラーチャターニー・ブリーロム・ウドム・ラーチャニウェート・マハーサターン・アモーンビーマン・アワターンサティト・サッカタットティヤ・ウィサヌカム・プラシット」

この意味は下記です。

「イン神(インドラ、帝釈天)がウィッサヌカム神(ヴィシュヌカルマ神)に命じてお作りになった、神が権化としてお住みになる、多くの大宮殿を持ち、九宝のように楽しい王の都、最高・偉大な地、イン神の戦争のない平和な、イン神の不滅の宝石のような、偉大な天使の都」。

正式名称で話をすると。とんでもないことになります。

例えば、「先日バンコクに遊びに行ってきたけど、バンコクは暑くて大変だった」。
           ↓  ↓
「先日、クルンテープ・マハーナコーン・〜・プラシットに遊びに行ってきたけど、クルンテープ・マハーナコーン・〜・プラシットは暑くて大変だった」。

実際全文を読んでみて下さい。
落語の「じゅげむ」になってしまいます(笑)。


タイ・バンコクで単身赴任ですタイ
posted by tamarind at 13:01 | Comment(0) | TrackBack(2) | 日記

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